ロマンティックこんがらがってる

まるです。小森隼さんのこと | 🕊@superMC_8810

あなたとワンピース

大好きなあなたに会いに行く時に決めていること、

必ず宝物のワンピースと、ベレー帽を身に付けること。

 

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気が付けばずっと遠くだと思っていた2020年がはじまっていて、慌ただしく駆け抜けた2019年は心が追い付かないくらいのスピードで私を通り過ぎていました。

 

隼くんは2019年を「思い出はいっぱいあっても、思い出すのに一苦労」「怒涛の1年でした」と綴っていたけれど、私にとっても目紛しい1年だったな。

23年生きてきて、1番に大きく強く渦巻く波の中で、何度も泣いては人を羨みました。口癖は「◯◯(本名)、出来ひん」なくらいネガティブな性格のせいで、1年前の今頃なんて「もう死にたい」って毎日言ってたもの!(やっぱりあんまり長生きはしたくないけれど)

 

だけど今この場所から振り返ると、自分を少し許してあげられる年だったなと思う。凪いだ気持ちで大好きなコーヒーを啜りながらこの文章を綴る今は、大好きな隼くんがくれた宝物です。他の誰でもない、あなたがくれた勇気でここに来れたんだよ。本当よ。

 

そんな大好きで大切な彼に、2019年は6回会いに行きました。決して多くはないけれど、1年と26日間待ち続けて迎えた日々は全て宝物です。

彼に会いに行く時の自分の中での決め事が実は幾つかあって、その中でも1番永く続けているのが「大好きなワンピースとベレー帽を身につけて行く」ということ。普段とてもがさつで、魅力なんて一欠片もない私が生まれ変われたような気がしてしまう、いうなれば大好きを抱き締めて伝えに行く日の為の魔法のアイテムみたいなもの。今日はここに、2019年の彼に会いに行った日の大切なワンピース達を書き残しておきます。

 

 

ひとつめは「彼が気を引くワンピース」。

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少年クロニクルの大阪2日目、そしてツアーの最終日こと福岡3日目に身に付けていったもの。深いグレーにお花柄の総レース、着た時に足首辺りの裾がちょっとレースの間で透けるのね。そこがまたなんとも良い。

私にとっての少年クロニクルのはじめての日と最後の日、このワンピースに本心を乗せました。実はこのワンピースって前作に「彼の気を引くワンピース」というものがあるのです。そちらも凄く素敵なのだけれど、私は未来永劫彼の気を引く事は出来ないし、なによりはじめて姿を見たその日から彼の素敵な引力に心が惹かれ続けてるからね。

色んなことが日々変わりゆくけれど、今までも、これからも、ずっと彼が私の気を引く。繊細でうつくしいレースに気持ちを誓いたい、そんな不変の想いを込めたワンピースでした。

 

ふたつめは「決して崩さぬワンピース」。

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福岡に住み始めて、はじめてご近所のヤフオクドームに7人が来てくれた少年クロニクルの福岡初日に着て行ったもの。深いブルー、ペイズリー柄の総レース。手に取るとふんわりと起毛していて、触れると優しく肌に寄り添ってくれるところが大好き。

実はひとつめの「彼が気を引くワンピース」を買いにポップアップショップに行ったその日、ずらりと並んだラックの中で一目惚れして手離せなくなったワンピース。この頃はまだ公には未発表の作品だったから1番に買って最初に袖を通せた、なんてエピソードもひっそりあるのです。

私達は大人になると、ステレオタイプに嵌ることを求められてしまう。窮屈に誰かが決めた無個性な「普通」をぼんやりと強いられていくけれど、何年経っても、皺がうんと増えて髪の色が淡くなっていっても、私は私のままで居たいな。ワンピースと食べることが好きで、偶にのんびり絵を描いて、幾つになってもベレー帽を被って穏やかに生きていきたい。

それとおんなじ。何年経っても、大好きなあなたがどんな風に変わっていこうとも、例えどんなに眩しくて遠い場所に駆け抜けていこうとも、私はあなたから視線を外さないし、ずっと大切に想い続けたい。あなたの花がうつくしく花開く瞬間を見逃したくない。私は私の好きを「決して崩さぬ」、このワンピースにそう誓うのです。

 

みっつめは、名前が無いワンピース。

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少年クロニクルの福岡2日目、何故か開演前から涙が止まらなかったあの日に纏ったもの。(本当に何でだったんだろうか)実はこのワンピースだけ他のワンピース達とはブランドが違うので、名前自体がありません。それに2年前に買って何度も着たものだからちょっとくしゃっとしてる。それには理由があるのです。

このピンク色のワンピースは、2年前のGENERATIONSの二度目のアリーナツアー「MADCYCLONE」の最終日に手に取ったもの。なんとなくファンの間で「次のツアーは多分初めてのドームだね」「きっと今日発表がありそうよね」なんて密やかに、希望いっぱいに囁かれていた最中、彼らの生まれてはじめてのドームツアーの初日に、この大好きなあなたの色のワンピースを必ず身に纏って行きたいと心に決めて購入したのです。

だけどね、5月って案外暑いのよ。本当に暑かった。

結局諦めてずっと隼くんに会える日を待ちぼうけていたワンピースを、あれから二度目の冬にようやく救ってあげることが出来たのでした。でもね、一度目の冬は永遠の憧れの女の子こと「あーりん」に会いにいく時にぴったり身に纏うことが出来たし、諦めたその時にはじめて今心から愛しているワンピースのブランドに手を伸ばしてみることが出来たのです。諦める、といえば寂しい響きだけれど、この冬救うまでに今までの過程を辿ってきたのは、もしかすると素敵な運命だったのかも。

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ちなみにわんわんとの相性もばっちりなのです。なんだかペアルックみたいだね

 

 

そして最後は「逢いに行きたいワンピース」。

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1年と26日間、永く大きかった波の先でようやく隼くんに会いに行ったBATTLE OF TOKYO の7月6日公演、そして隼くんの生まれてはじめての日こと"HIGH&LOW THE WORST"の舞台挨拶に寄り添ってくれたワンピース。1番に私を救ってくれた宝物。

 

5月の半ばから、私は7月6日の隼くんにやっと会いにいく日に向けて密やかにワンピースを探していました。お休みの日は丸一日休憩も無しに手当たり次第ワンピースを置いてるお店を探して歩き回って、お仕事の日はネットを終わりなく彷徨う日々。それでも「これだ」と思うものには出会えなくて、やっぱり妥協しなきゃいけないのかと丁度諦め掛けていた時でした。

「逢いに行きたいワンピース」

発表された写真と、添えられた名前を見た時に涙がぽろぽろ溢れたことを今も覚えてる。

私と同い年、"犬伏舞さん"という女性がプロデュースしたワンピース。リネンの様な優しい素材、くるりと回った時にふんわり広がる裾は幼い頃の憧れそのもの。無地でシンプルだからこそ、首の後ろにひっそりと控えるリボンがなお愛おしい。

 

1年と26日間、一度だって会えなかったけれど、彼のことを忘れた瞬間なんて瞬きの間すら無かった。一度だって会えなかったけれど、何度涙した時に勇気を貰ったことか。頑張る隼くんの姿に、いつも自分を重ねて一緒に乗り越えてた。あなたに胸を張って会いに行きたい、いつもへこたれた時に思い返してはあなたに未来へと手を引かれてる様な気持ちになった。会いたい、ずっと会いたかった、ようやく会える、早く会いたいな。ありったけのありがとうをお土産に、出来ればほんの少しでも可愛いと思える自分で。

 

そんな募る想いの最中に「逢いに行きたいワンピース」に出会えたこと、私は本気で運命だと思っている。出会うべくして出会ったし、きっと私はこの為にへとへとになるまでワンピースを探してた。私の口癖、「隼くんに会いたい」そのひとことが全て。自分を報う為に「逢いに行きたい」そんな想いをワンピースに託したのでした。

 

実はその後、「逢いに行きたいワンピース」をプロデュースした舞さんご本人とお話する機会がありました。ワンピースが繋いでくれた素敵なご縁でね。

「逢いに行きたいワンピース」に出会うまでの過程、運命的に出会えた時の気持ち、身に纏って隼くんに会いに行けたこと。全てが本当に大切で、感謝してもしきれないことを伝えた時、舞さんのくるりと大きな瞳が涙でいっぱいになった。

「嬉しい」「こんなに大切に着て頂けて、お客さんの前で泣いたなんてはじめてです」「作ってよかった」

今も声色まで鮮明に覚えてるくらい。そう話しながら潤んだ瞳を両手で仰ぐ姿すらうつくしかったな。

私は特別な才能や力は持っていないから、隼くんにも、他の誰かにだって気持ちを言葉として伝えることしか出来ない。そんな自分もどかしい瞬間も沢山あるけれど、伝えることしか出来ないからこそこの先も絶対にやめてはいけないのだと思う。言葉にしなきゃ伝わらない事があるのならば、誰かの心に届くまで私は直向きに伝え続けたい。願わくば、ほんの少しでも力になれる様に。

 

ワンピースは私に、気付きさえも与えてくれるのだ。

 

2019年のワンピース達、思い返せば思い返すほどどれもが愛おしくって、やっぱり全て私の宝物です。袖を通すだけで自分の気持ちが、何よりその時に見た隼くんの全てが記憶として付随して思い起こされることが凄く幸せ。大切なものと大切なひとがリンクするの。魔法みたいじゃない?

今年もどんな隼くんの思い出が、これから出会うワンピース達と共に私の宝箱の中に訪れてくれるんだろう。きっと希望しかないね、それだけは大きな声で言える。だって隼くんの未来は絶対に明るいんだから!

まずは明日、彼の生まれてはじめての主演舞台。あなたはどんな気持ちで、どんな表情で、どんな色で心を染めるんだろう。考えるだけで鼻の奥がつんとする。また大好きなあなたに会いに行くよ、私は私の波を乗り越えて、そして新しい愛おしいワンピースを身に纏って。

 

どうかはじまりの日、あなたの思うままに。

きっと上手くいくから、大丈夫だから、自分自身を信じてあげられます様に。

 

いつもあなたの幸せを願っています。