ロマンティックこんがらがってる

まるです。小森隼さんのこと | 🕊@superMC_8810

あした卒業するあなたへ

あした卒業するあなたへ

 

2年間金曜日のお昼を生きたあなた、

明日その大切な場所から巣立つあなたへ

 

 

明日のこの頃、あなたはもうそこには居ないのです。笑って、悩んで、顔を上げて、偶に空すら飛んでみたり、そうして豊かに話し続けたその席には、さよならの名残がぽつりと残されているのです。そんなこと考えてしまう今、遠くのあなたはどんな気持ちなのでしょうか。

 

わたしは、とても寂しいです。

 

さよならの前夜は金曜日のお昼を生きたあなたのことが好きな、救われてきたわたしの話をさせて下さい。

 

忘れもしないあなたがアシスタントレギュラーとしてはじめて迎えた生放送の日、春の中の日のこと。御祝いの気持ちを込めてあなたの大好きなコーヒー屋さんのコーヒーを淹れて、カップにはまだ背伸びしきれずめいっぱいのお砂糖とミルクと共に。片手に抱えてどきどきと13時を待った。あの日の私はまだ大学4年生だった、まだなんにも頑張れてやいないのんびりとして生きていた学生。これからこの金曜日のお昼にどれだけ救われて生きていくなんて知らなかった。

 

「あなた」がどれだけ素敵だったか伝えたいけれど、今夜は「わたし」を貫いていきたい。

 

緊張色のあなたの声に「頑張れ」「大丈夫よ」なんてひとり呟きながら聴いてたこと。「頑張れ」って無責任な言葉だとわたしは思っていて、だから綴り言葉にする時は使いたくは無いのに、ぱっと口に出てしまうあたり馬鹿だなあと自分でも笑っちゃう。ただ私が意固地なだけで、「頑張れ」は多分1番短い祈りなんだろうなと思う。

リビングのソファで少し日が落ちかける頃までどきどきするあなたの声を聞き続けた。嬉しかった、楽しかった、全てが宝物だった。「涼太くんも応援ますよ」って、そんなわたしの言葉が届いた時の「嬉しい」なんてあなたの声が好きだと思った。この日流れたaikoさんのうた、それから暫くよんぱちで流れ続けたけれど、今でも私の中の大切なうたとして生きてる。

 

この日から全て、全てはじまったのね。

 

友人達と遠出した時にひとりイヤホンで聴いてたこと、誰ひとり咎めたりせずに付き合ってくれたな。講義が無い金曜日でも、あなたの声を聴く為にワンピースに着替えて身支度を整えて、ひとりリビングでどきどきしてた。密やかにあがる卒論の話にうんざりしながら、それでも近付く13時にはどんなやなことだってほぐれる魔法が掛かってた。あなたが頑張る声を外で聴きたくて、車でコーヒーを飲みに出掛けた事も何度もあった。この頃からわたしのカフェラテから、ガムシロップがさよならしたことを覚えてる。

 

 

夏の真ん中、アシスタントから「ラジオパーソナリティ」になったあなたの眩しさ。パーソナリティとして最後の5時間生放送を終えて、はじめてのあなたの番組のジングルに「小森隼」の名前が聴こえた時、涙が止まらなかった。

どれだけ緊張したんだろう、どれだけプレッシャーだったんだろう。今も思ってる。

 

この夏から春にかけて、抱え切れない程大きく大きく変わったわたしの22年の人生に「彼の番組」はいつもあった。独りぼっちで涙が止まらなかった実習、言葉がひとつも追い付かない卒論、なんにも解けず「わたしだけ駄目だ」と毎日叫びたいくらい苦しくて泣いてた国家試験受験、否定されるのが怖かった就職活動。

今思えば笑えちゃうけれど、私には何かひとつでも躓けば終わってしまう茨の道で、毎日が怖くて怖くて仕方なかった。そんな日々の光、私が乗り越える力は、おさむさんの隣でのびゆく他の誰でも無いあなたの声だったよ。一緒に頑張るあなたが私の救いだった。

 

他のなんでもなく、あなたがわたしの頑張る理由だった。

 

公開生放送、届いた歌のこと、どきどきのあなたの声と優しさ、全部伝えたいけれど、やっぱり今夜は「わたし」の話をさせてね。

 

 

2019年の春のこと、はじめての「自分の番組」が終わる時、あなたはどんな気持ちだったろう。寂しかったかな。どうだろうってずっと考えてる。

私も全てが終わって、社会人としての新しい生活に踏み出そうとしていて、不安いっぱいのまま聴いてた最終回。「大袈裟かもしれませんが今までの人生の中で、1番に金曜日が大好きで大切で仕方ありませんでした」って、わたしの言葉をあなたはやさしく笑う様に読み上げたけれど、あれはわたしの本心なんです。知らなかったでしょ。

 

わたしが終わる時あなたも一度終わって、わたしがはじまる時あなたもはじまった。独りぼっちじゃないんだな、そう思えたから私は乗り越えられたんだと思う。

 

わたしが相談員になる春、あなたも相談員になった。夢みたいで、嘘みたいで、嬉しくって笑っちゃった事を今も覚えてるし、今もやっぱり嬉しくって誇らしい。独りぼっちのわたしを独りにしないでくれるのは、わたしのこと何にも知らないあなただなといつも思う。

 

ねえ大好きなあなた、知らなかったでしょ。

 

AWESOME RADIO SHOW.の最終回、あなたが大切に読んでくれた言葉を社会人になってからこの1年間、毎朝仕事に行く道で必ず聴いてたのよ。笑えちゃうでしょう、でも何者にも変え難い宝物だったんだよ。

 

社会人になってリアルタイムであなたが遠くで頑張るラジオで聴けなくなった日々、お昼の12時になった瞬間デスクでわたしはいつも小さく両手を組んでた。わたしの秘密のお祈り、今日も相談員さんなあなたにとってよい時間であります様にの気持ちを込めて。ただ大切に祈ったあの時間、私が生きる中で1番心がうつくしくなる瞬間だった。

小さく祈った後に啜るタンブラーには温かなブラックコーヒー、気が付けばお砂糖もミルクも傍から旅立ってた。あなたの好きなコーヒーが、はじまりのあの日はミルク色だったコーヒーが、気が付けば大好きになってた。

 

 

私は変わったけれど、なんにも変わらずずっとあなたを想っていたよ。だって大切なんだ、金曜日のあなたが。

 

あまりに大切で言葉がくちゃくちゃで、伝えたいことが伝え切れずに悔しい。ただ今まで救われたこと、救ってくれたという事実をどうか、どうか忘れないでいて。

 

親愛なる隼くん、ご卒業おめでとうございます。

私が変わらなきゃいけない時期に、変わろうとした時期に金曜日に居てくれてありがとう。

わたしは寂しいな、あなたも寂しいかな。あなたはわたしよりうんと寂しいだろうな。今まで救われて生きてきた金曜日にあなたが居ない事が怖くて、新しい春が来ないでほしいとも願ってしまうほど。けれどあなたはまたひとつ大人になるし、そんなあなたの一歩後ろでわたしも離れぬよう大人になっていきたいなと、そう思うのです。大好きなうたの一節、「友よ、別れゆく今日の、この切なさが愛した深さだ」って、今なら気持ちが涙が溢れそうなほどにわかる。

 

わたしはあなたの言葉が、声が好きだし、この先の未来でも、どれだけ皺が深くなっても、いつまでも好きなのだと思う。

 

あなたの最後の金曜日のお昼が幸せであるように、大切であるように、あなたと同じ相談員のわたしは変わらず12時の針と共に小さくここから祈りを贈ります。

 

きみにいいことがあるように

 

 

いつもあなたの幸せを願って居ます。

 

あなたとスタートライン、ゴールテープ

あなたの未来は絶対に明るいんだよ、本当よ。

どうか信じていて。

 

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気が付けばもう1ヶ月が経ってしまった。

偶然にも彼の大切な夢が1つ叶った日に、隼くんが生まれてはじめてに挑戦することが発表された2019年11月22日、夢みたいな冬は瞬く間に過ぎて、気が付けば私達は今、春の中に居る。

 

生まれてはじめての主演

生まれてはじめての朗読劇

BOOK ACT「芸人交換日記」全12公演、本当に本当にお疲れ様でした。

 

夢の舞台こと紅白歌合戦の眩しい余韻にぬくぬく浸る間も無く、スタートラインを駆け出した隼くん。親愛なる仲間、先輩や後輩と大切にバトンを繋いで、最後にゴールテープを切ったのも彼だということ、きっと全てに意味があるんだろうな。

 

短い時間に「田中」と「甲本」のふたりを生きるということ。

その難しさは計り知れないけれど、手を震わせながら、「緊張する」なんて笑ってはぐらかしながら、その全てを乗り越えてきたあなたはつよかった。

 

はじまりの1月とおわりの2月、どちらの公演も天気予報では彼が苦手な雨だった。それでも大切な日には必ず晴れ渡るんだもの、凄いなあ。夕焼けの優しい空も、澄んだ真っ青な空も、頑張り屋さんのあなたへの天からのありったけの祝福なんだよ、きっと。

 

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俳優の小森隼さん。

そう呼ばれる日が来るだなんてほんの1年前の今頃すら想像してなかった、きっとそれは隼くん自身も同じなんだろうな。

彼はこの時間の為にどれだけ心を注いで努力したんだろう、想像すら届かないほど。

 

私はほんの四度だけしか彼が舞台で生きる姿を観れ無かったけれど、その全てが忘れられない程素敵でした。変わりゆく相方と一緒に豊かに変わり生きたあなたを忘れたくないよ、歳を重ねても、いつまで経っても。

 

はじまりの1月に生きた彼。

隼くんの「田中」はね、優しい青年でした。

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舞台がぱあっと明るくなった時に小さく震えていた台本を持つ彼の手は、言葉を発した途端ふと凪いだ。あなたがひとつ自分を越えた瞬間がたまらなく眩しくて、涙が止まらなかったな。

他のどの俳優さん達よりも、相方からの交換日記の誘いを「嫌です」と眉をひそめて、むうっと断る。そして物語が軌道に乗り始めた時には、本当に嬉しそうな表情で、だけどオーバー過ぎず大切に「感謝です」というちょっと可愛いひと。真面目で誠実だけれど、ころころ変わる表情や仕草が愛らしくって、きっとお喋り好きなんだろうなと思う。「ネチネチした性格」なんて台詞にあるけれど、それすらチャームポイント。

「甲本」が5冊目の交換日記の中で安心した瞬間を打ち明けた時、隼くんが大きく息を吸って、壊れものに触れる様に小さく静かに、そして永く吐いていた姿が今も瞼の裏に残ってる。意図せずしても、あの海の様に深い呼吸は甲本の言葉を逸らさずに真っ直ぐ受けた田中の愛の深さに見えた。自分の世界を瞬く間に変えた、「昔の恋人」のような、そんな甲本への深い、深い愛。

 

 

実は昨年末からこの日の為に何度も原作を読んでいた中で、ひとつ「怖いな」と思い続けていたシーンがあった。

 

 

所謂おばけだとか、ホラーだとか、そういうのではなくって、芸人として売れてから生きることの怖さを「田中」が交換日記の中で語るシーン。はじめて読んだのは、忘れもしない少年クロニクルの大阪公演の帰り道。独りぼっちの飛行機の中、人目も憚らず涙がぼろぼろ溢れて止まらなくなったことを、今でも覚えてる。

 

もし隼くんが「田中」役だとしたらどうしよう?

 

私はちゃんと彼を見つめられるかな。私はきっと泣くし、舞台の上の彼も泣いちゃうんじゃないかな、苦しくないかな、悲しくないかな。しんどくないかな、辛い日を思い出してしまったりしないかな。

そういうこと全てが頭をぐるぐると回って、1月を迎えるのが少し怖かった。それは気が付けば開演までずっと、ずっと。

 

いざ本番を迎えて舞台で生きた隼くんは、やっぱりくしゃくしゃに涙を流しながら生きて居て、やっぱり私も苦しかった。「胸がぎゅっと締め付けられる」って、あの時の感覚のことが正解なんだろうなと私は思う。

 

誰しもが社会で誰かに追い抜かれる怖さ、今の温かい居場所を失う怖さを持って生きているけれど、他の誰でも無く「自分」の身ひとつで戦わなきゃいけない世界で生きるってどんな気持ちなんだろう、浅はかな想像をすることしか出来ない。煌びやかだけれど、夢に満ちているけれど、それでも守られる組織に居たって、一個人が残酷なくらい問われてしまうシビアな世界。そんな場所で生きる彼の心を、多分私は一生理解し切れない。

苦しくて、怖くて、眠れない夜が隼くんにもあるんだろうか。優しい故に、多分誰よりも周りの感情が見えてしまう故に、どうにかしなきゃ、頑張らなきゃと自分自身の心をぎゅっと絞ってしまう瞬間はあるんだろうか。

 

そんなの、やだ。絶対やだ。

 

世の中に意地悪は当たり前に有ると知ってる程度には大人な癖に、子供が駄々をこねる様な無茶な望みだと自分でも思う。だけど私には祈る事しか出来ないから、せめて、せめて。

神様、仏様、この世の信じられる全ての誰か。きっとこの先の未来でもっと広い世界へと歩いていく隼くんに、どうかなるべくゆっくり呼吸をして「大丈夫」って、そう瞳を閉じる時に思える様な、凪いだ心で居られる様なおまじないを授けて下さい。悲しい・つらい・怖いを心の奥底に独りでぐっと閉じ込めずに、涙も「大人だから」って我慢せずに、素直に居られるような、そんなおまじないを授けて下さい。

座り込んで肩を震わせる彼を見たあの日から、そんなことずっと考えてる。叶って、お願いよ、どうしても。

だって彼はもう、こんなにも頑張ってる。

 

 

みやぞんさんとの"天国漫才"の最後、「有難うございました〜!」とサンパチマイクの前できらきら笑った瞬間、彼の両つま先がふわっと上がって、ふと「ああ、今"田中くん"に貸していた身体に、隼くんが帰ってきたな」と思った。

舞台を観るって楽しい、全ての仕草が見えるからこそ、色んな受け取り方が出来ちゃう。

隼くんお帰りなさい、素晴らしかったよ。

 

みやぞんさんの色と上手に混ざり合う隼くんで、とびりきお茶目に染められた2人のトークの後、舞台の上でひとりになった彼。

この日は開演の少し前まで小雨がぱらぱらと降っていて、まずはじめに「雨の中お集まり頂いて..」なんて目の前の数多の観客を気遣う彼の優しさが好きだと思った。だけど実はね、あなたが舞台に立つほんの少し前から雨は優しく上がりはじめて居て、終える頃には夕陽と青空が混ざり合ったうつくしいオレンジブルーの景色に変わってたのよ。

観客の身を案じたのちに、隼くんが今回の朗読劇について話してくれたこと。手元に台本も、カンペだって無いのに、ただ口元から心地良く、偶に戯けたりしながら溢れ続ける言葉たちに気が付けば「隼くんは凄いな」とひとり呟いてた。ここまですらすらと軽やかに話せるようになるまで、彼は一体どれだけの時間を過ごしてきたんだろう。

終演後、会場の外に出て空を見上げた時、彼の22歳最後のライブの日を思い出した。あの日も天気予報はずっと雨だったのに、嘘みたいに雲が去って、太陽と、優しいあなたが流す涙みたいな、そんな柔らかな色の空が広がっていたことを今も昨日のことの様に覚えてる。

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空だってあなたの味方なの。

隼くんの愛する優しい晴れは贈り物なんだと、やっぱりどうしたって私はそう思うのだ。確信してる。

 

早朝に起きてひとり飛行機へ、生まれてはじめてはじめての日帰りの東京。少しも辛くなかった、夢の様な1日だったな。帰りの飛行機、あなたの乗り越えた3日間を想って涙が止まらなかった。

 

あなたが生きる「田中」が好きだと、そう思った。

 

 

 

おわりの2月に生きた彼。

隼くんの「甲本」って、愛される才能に満ちてる!

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兵庫公演では青柳翔さんとSWAYさんが演じる「田中」の相方として生きた隼くん。おんなじ彼の筈なのに相手によってびっくりするくらい色が違うの、あなたは何色にだってなれてしまうの?魔法使いみたいだ。

 

青柳さんが演じる田中の隣で生きた隼くんは、きらきら眩しい太陽の様なひと。

青柳さんの「田中」は淡白であんまり感情が大きくない、落ち着いた外見のひと。物事を一歩違うところから見ていて、言葉を殆ど相手に重ねちゃうくらいの湿っぽいじっとりしたせっかちさん。そんな相方だからこそ、隼くんの「甲本」は笑ったり、胸を張ってみたり、湿り気が少しもない晴れた日の子供みたいだった。ふたりのコントラストがうつくしいの!

不貞腐れた時にはぽおんと足を投げ出して、つんと唇を尖らせてどっかり椅子に座り込む。ちょびっと格好つけちゃう時には首を揺らしてみたり、責めらそうな時には叱られる前の子供みたいに後ろめたそうに横目で相手を見る。きっと嘘がへたっぴなの、でも青柳さんとの彼の「甲本」は愛されるのが凄く上手な可愛いひとなのだと思う。借金作ったって、女遊びをしてたって、叱られる事は多々あれど、嫌われることだけは無いひと。久美さんから御守りのリストバンドを貰った時、「ふふっ」と笑う声がこぼれて、マイクで拾われちゃうくらいに幸せそうに笑う素直なひと。多分久美さんも田中も、彼の人間としての可愛さに心惹かれて一緒に居ることを誓ったんじゃないかな。

 

「うければうけるほど、俺、辛かった」

ふたりが最後に漫才をした公園での彼の台詞。どこまでも悲しい・悔しい・苦しい涙色で、ああ、隼くんの「甲本」はなんて嘘がつけない素直なひとなんだろうと、どの瞬間より強く思った。正直な彼が本心と共にぼろぼろこぼす涙に、気が付けば一緒に泣いていた。

 

 

 

 

SWAYさんが演じる田中の隣で生きた隼くんは、ちょびっと大人色でチャーミングなひと。

SWAYさんの「田中」はいつも冷静でいる様で実は心に小さな子供が居て、だからこそ次は彼の「甲本」がほんの少し大人に変わる。

例えるならば青柳さんとの隼くんは純真無垢なわんぱくな男の子、SWAYさんとの隼くんは10代の心を持つモラトリアムを生きるこどな。元々原作の「甲本」自体が子供みたいに自由、鳥みたいに軽くすいすい生きるタイプだけれど、SWAYさんの隣の彼はこの甲本に近い気がする。ちょっとズルすることとかを知ってる、あったりする、でもやっぱり可愛いひと。そしてきちんと、責任という言葉が心にあるひと。

 

不貞腐れてもちょびっと大人だから足を投げ出すのはちょっと遠慮がち。よく笑い・よく拗ね・よく期待して、破れて、やっぱり期待する。SWAYさんとの彼は「夢を諦める」ということが、「守るものの為に生きる」という感情がより色濃く見えた様な、そんな気がしたなあ。

 

「小さいな、けど、温かいなあ」

「生まれた時、傍に居てあげられなくてごめんな」

なんて、ようやく会えた小さな最愛の娘を前にして、こわれものを扱う様に大切に優しく、そして胸がきゅんと鳴く程切なく温かい声で話す隼くんが、「甲本」がどうしようもないくらいに好きだった。あの時の嬉しいと、深いごめんねと、計り知れない程の愛しさがくるりと混じった優しい瞳に惹かれて仕方なかったな。どうしたらそんな表情が出来るんだろう、彼になってあの瞬間の心の色を覗きたくなる。

 

後輩の成功の影で報われない事に憤った時、手にした台本に少しくしゃりと皺が入ったこと。悔しかったんだな、あの瞬間の隼くんが生きた「甲本」は確信を持って芸人として戦ってたって、そう思った。

 

「俺、芸人辞めるわ」

永らくの夢を諦めると、いつだって傍で支えてくれた最愛の奥さんに伝える時の、泣いてる様な、笑っている様な、そんな表情が忘れられない。確かに涙色なのに、強がりみたいに輪郭のある声。あの瞬間の彼は、他の何者でもなく責任を甘受した父親だった。モラトリアムとさようならした様な、そんな姿。

「こんな隼くんはじめて見た」なんて、彼を前にしてくしゃくしゃに泣きながらぼんやり思っていた。この世にはまだ知らない、きっと隼くん自身にだってまだ知り得ない彼が多すぎる。

 

夢を諦めた後、「俺は自分を褒めるぞ、俺は頑張ってる!」と宙を見上げながら自分自身を力一杯に褒めて、だけど「やっぱり、だめだ」なんて弱々しく俯くまでの短さは、甲本の深い辛さの表れだったんだろうな、とひとり今も思ってる。切なかった。とても。

田中と、久美と、黄染。

守りたい人達のために諦めた本心を、ひとつだけついた嘘を、くしゃくしゃに涙しながら、ありったけのままに伝えるシーン。感情のまま、心ままの表情と声なのに、隼くんの中の「甲本」の気持ちが彼からこぼれ落ちるみたいに、大好きな優しい瞳から大粒の涙は溢れて止まらないのに、あんなに眩しくて真っ直ぐな祈りは生まれてはじめて見たと、ただそう思った。

 

「イエローハーツで漫才してえ!!」

 

私がもし神様だったなら、今直ぐにだって叶えてあげるのに。

私がもしイエローハーツのファンだったなら、彼らが天国でサンパチマイクを前に笑う姿を見るまで、何度だって生まれ変わって、何度だってふたりが居る天国に行きたいと、そう願うはず。

叶えてあげたい、叶って欲しいと願いたくなる程に、隼くんが叫ぶ「甲本」の気持ちは、熱くて、悲しくて、切なくて、屈託無い愛に満ちてた。

 

数十年越しの願いが叶って、天国でふたり舞台に立った"天国漫才"。さっきまでの涙すら乾いちゃうくらい眩しい光の中で愛する相方に快活に、はきはきつっこむ姿があまりに希望に満ちていて、なんだか嬉しくって、一緒に笑ってしまった。隼くん、気付いてるかな?惚けた相方をはたく時のあなたの手は、あなたと一緒でとっても優しい。

 

あなたが生きた「甲本」が好きだと、そう思った。

 

 

 

 

全ての最後の公演と、相方を演じたSWAYさんとのお話を終えた後、ひとり「小森隼」として舞台の上に現れた隼くん。

照れ臭そうに袖から現れたと思いきや、ぽつんと真ん中に立ったマイクの前で「それでは一曲、歌いましょうかね」なんて凛々しい表情で戯けて、わあっと黄色い悲鳴が上がった途端「冗談ですよ、冗談ですからね?!」なんて慌てちゃう。その仕草や表情のすべてが愛おしくって、ああいつもの、私がほんの少しだけ知ってる隼くんだと、なんだか心地よく温い気持ちになった。好きだな、と思う。あなたのことが。

 

「話すことが沢山あるのでね、ちょっと纏めてきたんです」なんてごそごそとポケットから1枚、くしゃりと畳んだ紙を取り出す隼くん。話してくれたのは、今回彼が向き合った「芸人交換日記」もそのひとつであるプロジェクト、" BOOK ACT "について。

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触れるべきでは無いのかな、でもあまりに隼くんが誠実に向き合って居たから、私はどうしても触れたいと思う。

 

今回" BOOK ACT "に対して、本当に色んな誰かからの色んな意見があった。

大切に受け取って涙した声・心が動かされたという声もあれば、悲しむ誰かの声、つんとした批評や非難のような声。数多のひとが同じものを受け取るからこそ、どんな感情だって正しいものだと私は思う。ましてや人の死を扱う作品の中で、遠く・近くの数多の観客を集めきちんとお金を払うエンターテインメントという形を取った作品の中で、演じる人や環境を本気で愛しているからこそ、憤ることも、身を案じて悲しむことも、自分自身が傷付けられたようにぐっと痛みを感じることだって当然ある。抱く感情って多分全て正しい。間違いなんてない、だって大好きなんだもの。

だけどその感情を誰かに伝える時、噛み砕いて形を変えなければ間違い無く誰かを傷つけてしまうという事を、「怒り」という感情は直ぐに大きな波となって、瞬く間に誰かを飲み込み取り返しのつかない事になってしまう日があるということを、どうか忘れないでいて欲しい。

 

怒りって楽なんだよ、

そして恐ろしい程に人の心を蝕むの。

 

観客のひとりの怒りのままの言葉が広がって、足を運んですらいない遠くの誰かまで怒り出す。みんな怒る、みんな、みんなが怒るの。歯止めが効かないくらいに。

ぼんやりと遠くで眺めながら「この言葉、演じる彼らに届くのかな」と少し怖さを感じていた。怒りが届いた時、受け取り手も怒ったらその先には地獄しか無い。ただの永遠の傷つけ合いが待っている。それでもただ演じる彼らが傷付ついて、飲み込んで終わるのはなんだか悲しい様な気がした。それはアイデアや意見ではないんだもの。それに、顕な怒りをぶつけずに、純粋に楽しんでる・大切だから悲しんでる人も、届いた時には怒りの一部とみなされてしまうのは、もっともっと悲しい気がした。

私が遠くから眺めて居られたのは、

「隼くんが好きだから」なのかもしれないけれど。

 

こんなにも色んな感情を生んだプロジェクトの作品ひとつひとつに触れる事、きっと誰かが言葉のちいちゃな尾鰭を掴んで、気持ちをちくちくと投げ掛けるリスクだってあったはず。それでも隼くんは、等身大の隼くんのまま作品を見て感じた事をひとつひとつ話してくれて、そんな姿がやさしかった。

 

自分が踊る人だからこそ、尚のこと心に響いたこと。幼馴染の玲於くんが、身近な沢山のひとが演じ生きる姿に瞼が熱くなったこと。一緒に踊っていたはずなのに、今はもうどこで何をしているかすら分からない、だけどふと思い浮かぶ沢山の誰かを作品と重ね合わせたこと。

 

命の尊さを学んだこと。今を生きるということにあらためて向き合ったということ。「開始40分からずっと泣いちゃって、僕の前の席の人は煩かったと思うんですよ」「本当申し訳ないです」なんて、笑った時の表情。運命共同体である亜嵐くんとメンさんが演じる姿を観て、「この人達についていけば間違い無いな」って、そうふと思ったこと。

左手をずっと優しく胸に当てながら、伝えたい言葉を大切に探しながら、伝わる様に、届く様に、とひとつひとつの思いを話してくれたこと。

 

何十人も居る出演者ひとりひとりの名前を挙げて、このプロジェクトの為に作られた大切なうたたちの過程を大切に伝えたこと。龍友くんと楽曲とのエピソードの時は戯けちゃうところがなんとも隼くんらしくて好きだった。

 

時間にして約20分程、彼の口元から軽やかに言葉が生まれ続けた。笑って、戯けて、丁寧に、なにより誠実に。1月と同じ、やっぱり「隼くんは凄いなあ」なんて、そうひとりで呟いてしまった。

だってね、隼くん。あなたって凄いんだよ。たった独りで舞台の上で話す時、手元に持った白い紙、ちっとも見てやいなかったよね。気付いてるかな。

 

全てを話し切って、終わりの言葉を話そうとした隼くんの唇がぐいと歪んだ瞬間、ああ、と私の心臓が揺れた。潤んだ瞳を誤魔化すために目頭をぎゅうっと押して、隠す様に後ろをほんの少し向いて、振り返った時にはきらきら笑って。

優しい泣き虫隼くん、舞台の上で他の誰かの気持ちを抱き締めながら大粒の涙を流そうとも、いつもあなたはあなたの時に涙を隠そうとしちゃうね。でも心は素直で、やっぱり潤んだ瞳に嘘はひとつもつけやしない。

 

心のまま素直に滲んだ涙の後に「不安だったんですけどね」なんて、笑いながらひとことだけあなたがこぼしたちいちゃな言葉が、今も心にずっと残っている。

 

 

生まれてはじめての主演、生まれてはじめての舞台。俳優としてのお仕事をするということに、必然という程付いてくる後ろ髪を掴もうとする誰かの言葉。失敗したらどうしよう、誰もよく思わなかったとしたら?考えはじめたらきりがないほどの不安達。こちこちに固まる心臓と、見えない未来と。

 

私が隼くんならば怖い。怖いと思う。

 

だけど全てを感受して、あなたはちゃんと乗り越えてこれたということを、どうか誇っていて欲しい。嫋やかで柔らかい故に、傷だってきっとつきやすい繊細な心を持つ人。辛くないかな、悲しくないかな、いつも遠くから身を案じてしまうけれど、あなたの頑張り屋さんな猫背が私は好きだ。

 

 

甲本が田中を褒めるのならば、私はありったけの言葉であなたを讃えたい。

 

 

隼くんは凄い。まだ俳優さんとしての時間は短くても、あなたの心が豊かだからなのかな。あたなの演じる姿は心にじいんと響く。あなただから届くものがある、何色にだって染まれてしまう。

肩にずんと寄り掛かる不安も感受して、優しく光る姿が好き。豊かな表情、ゆるやか軽やかな言葉尻、やさしく動く眉、はきはきと話す声・涙が出そうなくらい儚い声・気持ちを伝える時の心にずんと刺さる声。

隼くんが生きたイエローハーツは、誰が生きるよりも優しかった。同じ役柄でも演じる人によって色が変わるのならば、あなたのイエローハーツの優しさはあなた自身の優しさの表れなんだよ、きっと。

「僕は芸人さんじゃないので、気持ちを分かりきれないんですが」「それでも」と、決して知ったふりなんてせずに自分であることを潔く認めて伝える強さ。あなたは泣き虫なつよいひとなんだと、私はいつも思ってる。

踊ること・話すこと・統べること・綴ること、そして演じること。あなたが踏み出す数多の世界が素晴らしい。全部あなたの色、全部吸ってカラフルになってしまえば良い。混ざり合った時にうつくしい色になるか不安になる日もあるのかな、それがあなたの色である限り何があってもうつくしいのにね。あなたを留めようとする誰かは心の外に置いて、誰かじゃなくてあなたが選んだ光を歩んでいけますように。

 

あなたは素敵なんだよ隼くん。

言葉じゃ伝えきれないほどに。

 

 

「生まれてはじめて」の日々、本当にお疲れ様でした。

 

 

あなたが頑張る背中に寄り添いたくて、あなたの後ろで私も私に出来る新しい世界に飛び込みました。

生まれてはじめて作った2冊の絵本、公演毎に綴ったお手紙、生まれてはじめてひとり駆け抜けた秘密やなにやら。あなたが居れば遠くへだって旅立てる。

もう大人なのに、それでも私に生まれてはじめてを与え続けてくれるのは他の誰でもない隼くんです。あなたが居なくちゃ出来なかったこと、出会えなかった自分が私の小さな世界には数多にある。

本当に、ありがとう。

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この先のあなたはまたきっと生まれてはじめてに出会うのだろうけれど、もう全てが大丈夫だから、信じていて欲しい。怖くたって、不安だって、隼くんが言うように「あなたはあなた」だ。だからこそ何度だって伝えたい。あなたの未来は絶対に明るいのよ。大丈夫なんだよ。

 

隼くんが任されたスタートライン、

担ったゴールテープ。奇跡のような冬だった。

でも振り返ってしまえば、あの日はもう通過点なのね。だってもう、私達は春の中に居るんだもの。

混沌とした世の中だけれど、春のあなたに会える日はまだ遠く輪郭がぼやけているけれど、それでもあなたの心に花は咲きますように。

 

願わくばこの春の中で。

 

 

いつもあなたの幸せを願っています。

あなたとワンピース

大好きなあなたに会いに行く時に決めていること、

必ず宝物のワンピースと、ベレー帽を身に付けること。

 

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気が付けばずっと遠くだと思っていた2020年がはじまっていて、慌ただしく駆け抜けた2019年は心が追い付かないくらいのスピードで私を通り過ぎていました。

 

隼くんは2019年を「思い出はいっぱいあっても、思い出すのに一苦労」「怒涛の1年でした」と綴っていたけれど、私にとっても目紛しい1年だったな。

23年生きてきて、1番に大きく強く渦巻く波の中で、何度も泣いては人を羨みました。口癖は「◯◯(本名)、出来ひん」なくらいネガティブな性格のせいで、1年前の今頃なんて「もう死にたい」って毎日言ってたもの!(やっぱりあんまり長生きはしたくないけれど)

 

だけど今この場所から振り返ると、自分を少し許してあげられる年だったなと思う。凪いだ気持ちで大好きなコーヒーを啜りながらこの文章を綴る今は、大好きな隼くんがくれた宝物です。他の誰でもない、あなたがくれた勇気でここに来れたんだよ。本当よ。

 

そんな大好きで大切な彼に、2019年は6回会いに行きました。決して多くはないけれど、1年と26日間待ち続けて迎えた日々は全て宝物です。

彼に会いに行く時の自分の中での決め事が実は幾つかあって、その中でも1番永く続けているのが「大好きなワンピースとベレー帽を身につけて行く」ということ。普段とてもがさつで、魅力なんて一欠片もない私が生まれ変われたような気がしてしまう、いうなれば大好きを抱き締めて伝えに行く日の為の魔法のアイテムみたいなもの。今日はここに、2019年の彼に会いに行った日の大切なワンピース達を書き残しておきます。

 

 

ひとつめは「彼が気を引くワンピース」。

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少年クロニクルの大阪2日目、そしてツアーの最終日こと福岡3日目に身に付けていったもの。深いグレーにお花柄の総レース、着た時に足首辺りの裾がちょっとレースの間で透けるのね。そこがまたなんとも良い。

私にとっての少年クロニクルのはじめての日と最後の日、このワンピースに本心を乗せました。実はこのワンピースって前作に「彼の気を引くワンピース」というものがあるのです。そちらも凄く素敵なのだけれど、私は未来永劫彼の気を引く事は出来ないし、なによりはじめて姿を見たその日から彼の素敵な引力に心が惹かれ続けてるからね。

色んなことが日々変わりゆくけれど、今までも、これからも、ずっと彼が私の気を引く。繊細でうつくしいレースに気持ちを誓いたい、そんな不変の想いを込めたワンピースでした。

 

ふたつめは「決して崩さぬワンピース」。

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福岡に住み始めて、はじめてご近所のヤフオクドームに7人が来てくれた少年クロニクルの福岡初日に着て行ったもの。深いブルー、ペイズリー柄の総レース。手に取るとふんわりと起毛していて、触れると優しく肌に寄り添ってくれるところが大好き。

実はひとつめの「彼が気を引くワンピース」を買いにポップアップショップに行ったその日、ずらりと並んだラックの中で一目惚れして手離せなくなったワンピース。この頃はまだ公には未発表の作品だったから1番に買って最初に袖を通せた、なんてエピソードもひっそりあるのです。

私達は大人になると、ステレオタイプに嵌ることを求められてしまう。窮屈に誰かが決めた無個性な「普通」をぼんやりと強いられていくけれど、何年経っても、皺がうんと増えて髪の色が淡くなっていっても、私は私のままで居たいな。ワンピースと食べることが好きで、偶にのんびり絵を描いて、幾つになってもベレー帽を被って穏やかに生きていきたい。

それとおんなじ。何年経っても、大好きなあなたがどんな風に変わっていこうとも、例えどんなに眩しくて遠い場所に駆け抜けていこうとも、私はあなたから視線を外さないし、ずっと大切に想い続けたい。あなたの花がうつくしく花開く瞬間を見逃したくない。私は私の好きを「決して崩さぬ」、このワンピースにそう誓うのです。

 

みっつめは、名前が無いワンピース。

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少年クロニクルの福岡2日目、何故か開演前から涙が止まらなかったあの日に纏ったもの。(本当に何でだったんだろうか)実はこのワンピースだけ他のワンピース達とはブランドが違うので、名前自体がありません。それに2年前に買って何度も着たものだからちょっとくしゃっとしてる。それには理由があるのです。

このピンク色のワンピースは、2年前のGENERATIONSの二度目のアリーナツアー「MADCYCLONE」の最終日に手に取ったもの。なんとなくファンの間で「次のツアーは多分初めてのドームだね」「きっと今日発表がありそうよね」なんて密やかに、希望いっぱいに囁かれていた最中、彼らの生まれてはじめてのドームツアーの初日に、この大好きなあなたの色のワンピースを必ず身に纏って行きたいと心に決めて購入したのです。

だけどね、5月って案外暑いのよ。本当に暑かった。

結局諦めてずっと隼くんに会える日を待ちぼうけていたワンピースを、あれから二度目の冬にようやく救ってあげることが出来たのでした。でもね、一度目の冬は永遠の憧れの女の子こと「あーりん」に会いにいく時にぴったり身に纏うことが出来たし、諦めたその時にはじめて今心から愛しているワンピースのブランドに手を伸ばしてみることが出来たのです。諦める、といえば寂しい響きだけれど、この冬救うまでに今までの過程を辿ってきたのは、もしかすると素敵な運命だったのかも。

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ちなみにわんわんとの相性もばっちりなのです。なんだかペアルックみたいだね

 

 

そして最後は「逢いに行きたいワンピース」。

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1年と26日間、永く大きかった波の先でようやく隼くんに会いに行ったBATTLE OF TOKYO の7月6日公演、そして隼くんの生まれてはじめての日こと"HIGH&LOW THE WORST"の舞台挨拶に寄り添ってくれたワンピース。1番に私を救ってくれた宝物。

 

5月の半ばから、私は7月6日の隼くんにやっと会いにいく日に向けて密やかにワンピースを探していました。お休みの日は丸一日休憩も無しに手当たり次第ワンピースを置いてるお店を探して歩き回って、お仕事の日はネットを終わりなく彷徨う日々。それでも「これだ」と思うものには出会えなくて、やっぱり妥協しなきゃいけないのかと丁度諦め掛けていた時でした。

「逢いに行きたいワンピース」

発表された写真と、添えられた名前を見た時に涙がぽろぽろ溢れたことを今も覚えてる。

私と同い年、"犬伏舞さん"という女性がプロデュースしたワンピース。リネンの様な優しい素材、くるりと回った時にふんわり広がる裾は幼い頃の憧れそのもの。無地でシンプルだからこそ、首の後ろにひっそりと控えるリボンがなお愛おしい。

 

1年と26日間、一度だって会えなかったけれど、彼のことを忘れた瞬間なんて瞬きの間すら無かった。一度だって会えなかったけれど、何度涙した時に勇気を貰ったことか。頑張る隼くんの姿に、いつも自分を重ねて一緒に乗り越えてた。あなたに胸を張って会いに行きたい、いつもへこたれた時に思い返してはあなたに未来へと手を引かれてる様な気持ちになった。会いたい、ずっと会いたかった、ようやく会える、早く会いたいな。ありったけのありがとうをお土産に、出来ればほんの少しでも可愛いと思える自分で。

 

そんな募る想いの最中に「逢いに行きたいワンピース」に出会えたこと、私は本気で運命だと思っている。出会うべくして出会ったし、きっと私はこの為にへとへとになるまでワンピースを探してた。私の口癖、「隼くんに会いたい」そのひとことが全て。自分を報う為に「逢いに行きたい」そんな想いをワンピースに託したのでした。

 

実はその後、「逢いに行きたいワンピース」をプロデュースした舞さんご本人とお話する機会がありました。ワンピースが繋いでくれた素敵なご縁でね。

「逢いに行きたいワンピース」に出会うまでの過程、運命的に出会えた時の気持ち、身に纏って隼くんに会いに行けたこと。全てが本当に大切で、感謝してもしきれないことを伝えた時、舞さんのくるりと大きな瞳が涙でいっぱいになった。

「嬉しい」「こんなに大切に着て頂けて、お客さんの前で泣いたなんてはじめてです」「作ってよかった」

今も声色まで鮮明に覚えてるくらい。そう話しながら潤んだ瞳を両手で仰ぐ姿すらうつくしかったな。

私は特別な才能や力は持っていないから、隼くんにも、他の誰かにだって気持ちを言葉として伝えることしか出来ない。そんな自分もどかしい瞬間も沢山あるけれど、伝えることしか出来ないからこそこの先も絶対にやめてはいけないのだと思う。言葉にしなきゃ伝わらない事があるのならば、誰かの心に届くまで私は直向きに伝え続けたい。願わくば、ほんの少しでも力になれる様に。

 

ワンピースは私に、気付きさえも与えてくれるのだ。

 

2019年のワンピース達、思い返せば思い返すほどどれもが愛おしくって、やっぱり全て私の宝物です。袖を通すだけで自分の気持ちが、何よりその時に見た隼くんの全てが記憶として付随して思い起こされることが凄く幸せ。大切なものと大切なひとがリンクするの。魔法みたいじゃない?

今年もどんな隼くんの思い出が、これから出会うワンピース達と共に私の宝箱の中に訪れてくれるんだろう。きっと希望しかないね、それだけは大きな声で言える。だって隼くんの未来は絶対に明るいんだから!

まずは明日、彼の生まれてはじめての主演舞台。あなたはどんな気持ちで、どんな表情で、どんな色で心を染めるんだろう。考えるだけで鼻の奥がつんとする。また大好きなあなたに会いに行くよ、私は私の波を乗り越えて、そして新しい愛おしいワンピースを身に纏って。

 

どうかはじまりの日、あなたの思うままに。

きっと上手くいくから、大丈夫だから、自分自身を信じてあげられます様に。

 

いつもあなたの幸せを願っています。

 

金曜日とはじめてについて

金曜日が1番嫌いだった、ほんの数年前まで。


1週間の終わり、みんながようやく訪れるおやすみを前にして大きく伸びをする日。もう今となっては逃げ出してしまったけれど、私にとってはその頃将来の夢だった「音楽教室の先生になる為のレッスンの日」で、それはもう毎週怒られて、(練習しないからだけど)ミスして蹴られて、泣いて酷い猫背がもっともっと丸くなってしまう日だったから、どうしたっていつだって憂鬱でした。

辞めた後でさえ、金曜日にはずっとその時の苦い気持ちが蘇っては溜息を吐いてた。


なのに、どんな陰りだって好きなひとが変えてくれる世界の下ではしゅるりと消えてしまうもので。


隼くんがお昼にありったけの「楽しい」をラジオ越しに届けはじめた昨年の4月から、あんなにも嫌いだった金曜日がきらきら輝き出して、大好きで大切で、なにより楽しみになって。

 


そして今日。

泣いてたあの頃と同じとは思えないほど宝物の、大好きなひとの乗り越えた日々が報われるはじまりの金曜日になってしまった。こんなに愛おしい日、きっとそうない。いうなればお誕生日とおんなじくらい。

 

 

「HIGH&LOW THE WORST」の公開、そして隼くんがありったけの心を注いで迎えた銀幕デビューの日。本当におめでとうございます。

今日が待ち遠しかった筈なのに、今思い返せばあっという間だったからなんだか不思議。いつだって時間が過ぎるのを早く感じてしまうのは、きっときっと大好きな隼くんの魔法なんだろうな。

 


大人になると、ひとは子供の頃よりもずっと新しい世界に飛び込むことを臆してしまうのだといつも思う。私ももう難しいことはあんまりしたくない。今までの沢山の失敗を思い出して、想像して怖くなるもの。特に心が豊かな隼くんにとって、優しすぎてしまう彼にとって未知の世界に駆け出すということ、きっときっと想像する以上にずっと重たい不安と緊張に心が揺らされたんだろうな。もしかすると、彼が言葉にする以上に。

 


それでも丁度1年程前、思い悩んで偶に下を向いて、ちょっと明日が怖くなって、それでも顔を上げて立ち向かって、そうして銀幕の中で生きた「小森隼くんでは無い人生」がこうして沢山のひとに愛されようとしていること、なんというかもう堪らなく眩ゆくて、胸がいっぱいになる。凄いことよ、本当に凄いことだと思う。


隼くんがはじめての世界で心を尽くしていた頃、私も丁度はじめての遠い場所での実習への不安でひとりで泣いてた時期でした。どうすればいいか分からなくてぐちゃぐちゃに泣きながら運転した帰り道、ラジオ越しの隼くんの声に何度救われてきたことか!あの時の私の原動力は「大好きな隼くんに胸を張って会いに行きたい」なんておまじないのような気持ちだった。それは今も変わらないけれど、ひとりで乗り越えようと必死だった。

 


でも全然違ったのね。違ったということ、近頃ようやくきちんと知れたというか。

隼くんに会いたくて、ひとりではじめての場所で戦ってると思ってたあの夏、隼くんも遠いはじめての場所で懸命に戦っていたのね。私は、本当はひとりじゃなかったんだな。表舞台に立つ彼らに限らず、誰しも自分以外のひとが頑張ってることって割と分かりにくかったりする。つい自分が世界でひとり思い悩んでるような気持ちになる日もあるけれど、ずっと忘れないでいたいな。自分が心を燃やす時、きっと大好きなひともひたむきに生きているということを。

 


全然違う場所だし、頑張る角度も違う。それにもう1年も前のことだけれど、それでも言わせてほしい。

 


隼くん、私の大嫌いだった金曜日を宝物に変えてくれてありがとう。そして、一緒に戦わせてくれてありがとう。独りぼっちだけど、決して独りぼっちじゃなかったと今なら言えます。どうしたって隼くんのはじめての全てが宝物なのに、この先新しい世界に飛び込む時の私の勇気にもなっちゃった。あなたとおんなじ不安症で緊張しいだから怖くなる時もあるだろうけれど、そんな時はあの夏とはじまりの今日のことを、きっと遠くで頑張ってるあなたのことを思い出して、またちゃんと歩き出そうと思う。


優しいあなたが、頑張り屋さんのうつくしいあなたの夢が、どうかこの先もひとつひとつ花開いてゆきますように。


生まれてはじめての日、おめでとう。

いつもあなたの幸せを願っています。

あなたに会いにいく旅

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ちょっと、もう、近いなあ!

 

大好きで大切なひと、小森隼くんにようやく会いに行ってから今日で丁度1週間が経ちました。有難うと、しあわせと、過ぎてゆく時間への寂しいと、そういう気持ち全てが今は愛おしい。

 

1年と26日、ずっとずっと会いたくて、貰い続けた勇気と有難うを胸にどきどきが止まらなかったあの日、彼がありったけの心を尽くしながらMCを務める「GENERATIONS高校TV」の愛されキャラクターこと、彼を模したGENE犬くんと旅に出ました。なんだか私、きみとはいつも一緒に居る気がするよ。

 

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旅のはじまりは、彼が頑張る花の金曜日のお味から。気が付けばブラックだって、なんてことなく幸せな気持ちで飲めるようになってたよ。

 

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ジェネのはじめてのドームツアーの初日に向かった、あの日以来の飛行機。また旅に出るときめきを、玄関から一歩踏み出す勇気を貰っちゃったな。

 

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雨降りが苦手なひとだから、青空を鞄にぎゅうと詰めて大好きな隼くんのところまで抱えていきたかった。

 

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泣き出しそうな空と、生まれてはじめての居酒屋えぐざいる。

 

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「夜は短し、食べよ、マカロニハッシュ」

はじめてメニューの名前を見た時、私は彼のこんなとこが好きなんだなあとしみじみ感じたというか。いいなあ、好きだと思うものに心を染められてるの、素直に生きてるの、そういうの全部が好きだよ。お味も美味しくて、とってもとっても幸せな気持ち!

注文する時、メニュー名を読み上げたら「ああ、隼さんですね!」なんて店員さんがきらきら笑顔で言い直してくれて、なんだか照れくさくってちょっとにやにやしてしまったよ。そうです、 隼さんのです。

 

 

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ちなみにお席のサインは我らが佐野玲於くんでした。よいお時間をありがとう。

 

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この日は隼くんの直属の後輩さんこと、岩谷翔吾くんのことが大好きな、親愛なるおねえさんと一緒に。ふたつも年上だけど私のことを本当によく知っていて、嬉しいも悲しいも全部共有してくれる大切なお友達。お互いの妹弟のことまで知ってるほど!お互いに離れた場所に居るのに、滅多に会えないのに、どうしてこんなに一緒に居て楽しくて仕方ないんだろう。隼くんがくれたご縁は愛おしくって不思議。

 

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お箸を使おうとしたら、何故か破壊したおねえさん。どうしてなんだ、何故そうなる。

「バラエティ的にはおっけーやねん」

多分そういう問題ではない。

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ちいちゃなフラッグまで素敵。今年もこぅもりくんが居て和んじゃったなあ。

 

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色んな場所に隠れた隼くんの指先の轍たち。

どんな気持ちで、どんな心のお天気の時に書いたのかな。表情は?頬を撫でる風はどんな色だったんだろう。想像してちょっとどきどきしてしまう。

 

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哲也さんの指先の轍の前で。

はじめてこうして贈り物を描き始めた学生の頃はぼんやりしたお休みの日を丸々使ってたのに、今はお仕事から帰って、次の日のお弁当の支度をして、お風呂もご飯も済ませて、ちょびっと眠る時間を削りながら描いてるからなんだか不思議な感じ。描く環境は変わったけれど、学生の時も大人になった今も伝えたい気持ちは少しだって変わってないよ。これからも届かなくたって何一切構わないから、ずっとずっと伝えていきたいな。

 

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ばたばたと駆け回って、唯一の会場での写真。「絶対に泣かない」って決めてたのに、会場に入る前から隼くんの名前を口にするだけでぼろぼろ涙がこぼれて、泣き止んだっていざステージを前にしたら視界がぼやけて。そんな時真っ直ぐに前を見ながら、でも優しく、隣の大好きなお姉さんが「泣かへんの、泣かへんって決めたんやろ」「隼くん見えへんようになるよ」なんて言ってくれた声が今も耳に残ってる。

ふたりともいざはじまると、もうどうしようもないくらい泣いちゃったのだけれど。

 

だって、この1年と26日の間もずっとずっと私に勇気を分けてくれたひとは、やっぱり世界で1番素敵だったんだもの。

 

しなやかにうつくしく彼の人柄そのままに踊る姿が好き、まるで羽ばたくように、気持ちと一緒に込もった力強さが踊る度に優しく解れていくところが好き。

大きく手を振る姿が好き、ふとした時のいつもの癖が好き。後ろに手を組んだ時の猫背と、空を仰ぐ横顔も好き。

眩ゆい光に照らされてまるで未来が見えるような背中も、ふわりと四肢を丸めて舞う瞬間も、傍の誰かと目を合わせて戯けるチャーミングさも好き。

この日は彼の仲間が亡くなってから丁度1年の日。花のように翔太くんへと手向けた歌と隼くん、あの時間の全てはきっといつまでも忘れないのだと思う。とびきり優しく笑って、遠くからも分かるくらい大きく口ずさんでいるのに瞳はきらきら潤みはじめて。ふとした時に眉も、いつも優しく上がっている口角もぐしゃりと下がって、唇をぎゅうっと結んで堪えたり。それでも一度だって涙を落とさなかった。泣いたって、めいっぱい感情のままに居たっていいのにな。だけどへっちゃらそうに振る舞う優しい泣き虫さんが、そんな彼が愛おしくて仕方なかった。私は隼くんのことを何も知らないけれど、その知っている全てて彼は本当に優しいひとなのだと思う。多分ね、あなたは世界で1番優しいひとなんだよ。本当だよ。

「泣かない」って決めた私がずっとずっと隼くんの姿を前にして泣き続けてしまったの、今は泣き虫さんなのに絶えず笑うあなたの代わりに泣いたんだよ、なんて言わせて欲しい。今の私はまだ子どもで、泣き虫を一生懸命堪えるあなたのような眩ゆい強さが無いから、まだ涙をあなたのせいにしちゃだめかな。どうか、どうか許してね。

 

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沢山泣いて、大好き、大好きよって気持ちをぎゅうと抱き締めながら、会場を後にしました。大切な友人に会いにね。大学卒業後から一度だって会えてなかったのに、まるで昨日も会ったみたいに会話が始まるのは彼女が私の生活の一部だったからなんだろうな。それだけ4年間って大切な時間だった、きっと。「まるちゃんにご飯作っといたよ」「食欲無かったらいいけど」なんて、真夜中に並べられたご飯たちが嬉しくて仕方なかったなあ。罪の味、本当に美味しくてしみじみ好きを噛み締めた。

 

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次の日、七夕に出会った隼くん。嬉しくて思わず駆け出して、振り返ったところに居らっしゃいました。本当格好良いなあ、見惚れてしまうもの!

 

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写真だけどいざ隼くんを目の前にすると、やっぱり恥ずかしくってぎゅっは出来なかった。

 

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そう、いちご飴も美味しかったなあ!もう一回食べたい..また食べに来よう..なんて友人とふたりでずっとずっと言ってた。都会の食べ物は魅力的、目にもうつくしいときめきばかり。

 

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隼くん、みつけた!

なんだか宝探しみたいだったなあ、1番うつくしい宝物を見つけた気分。

 

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ようやく頬にちょびっとだけ触れたけれど、あんまり格好良いものだから、緊張してあんまり撮って貰ってる時の記憶が無いのが悔しい。そしてにやにやしてるのが分かるなあ、だって格好良いんやもの。

 

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素敵な女の子に教えて貰って、隼くんがお仕事終わりに駆け出したあの日の足跡も辿ってきました。

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晴れの日の夜と、雨降りのお昼。真反対だけどおんなじで、嬉しくてどきどきしたなあ。お仕事終わりの趣味活動、あなたはどんな気持ちでここに座って、どんなことを考えてたんだろう。春の海のように心穏やかだったのかな、きっとそうだといいな。

馬鹿みたいだけれど、会えやしない七夕にあなたが好きに素直に生きている時間を少しでも手に取れること、本当に幸せで仕方無かった。

 

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雨降りの七夕の次の日は、あなたが生きる場所に。

 

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みつけた!🌱


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窓から覗く景色、ちょびっと高いあの秘密の場所から見えるもの、鼻をくすぐる匂い、一体どんななんだろう。隼くんになって知りたい。

 

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とっても素敵な先生のエプロン。隼くんが歩む道に必ず居るひと、眩しいひと。なんだか見つめながらじいんとしてしまった。

 

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あなたの大好きな先生、ここにも見つけた!


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ショーケース越しに。

アメショコラ、大切な「AWESOME RADIO SHOW.」の最後の公開生放送の日に、隼くんの頑張るを聴きながら食べたことを思い出す。不安も乗り越えて、笑って笑ってその時間を楽しむあなたの声がまだ耳に残ってるよ。

 

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2年前にここに来た時、ブラックどころかまだコーヒーも苦手だった。生まれて初めてアメコを買って、ワンピースに零して隼くんにくつくつ笑われた時も、カップの中身はとっても甘かったのになあ。好んで頼めるようになった今が不思議。変わり続ける隼くんのように、私もちょびっとでも変われてるのかな。きっときっと、隼くんが世界を広げてくれてるんだな。

 

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ちなみにその後出直して、次に頼んだのはハニーラテ。甘くて優しいお味で、満たされる度に減っていくのが少し寂しかった。

 

「またね、隼くんに会いに来れる様に頑張る」なんて言いながらお店を後にして、友人とふたり隼くんと岡田将生さんのどっちが世界で1番格好良いかなんて話してたら、彼と共に踊った素敵なひとにばったり出会えてしまったよ。「隼くんと踊ったあのうたが大好きでした」なんて伝えたら、「恥ずかしい」なんてにこにこ照れ笑いされてて、それが凄く可愛らしくって、私もこんなひとになりたいなとしみじみ思ったというか。隼くんの足跡を辿っている時に隼くんの傍のひとに出会えるの、なんとも偶然って不思議。


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友達と別れてひとり揺られた電車、瞼が少しずつ重くなる中見つめた空が青くて、ちょびっと泣きそうになった。天気予報は雨空や曇りだったのに、晴れが好きな彼が吹き飛ばしちゃったんじゃないか、なんて勝手に思った。当てつけでも許してね、だって幸せやったんやもの。

 

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眠ろうとした帰り道の飛行機、瞼を閉じようとしたって、どうしても涙がぼろぼろ溢れて止まらなくて困ってしまった。でも、それは寂しいだけじゃなくて、幸せだった気持ちだとかまた頑張らなきゃ、なんて懲りなく貰ってしまった勇気だとか、そういうの全部をお匙で混ぜた涙だから、きっと良い。

といっても飛行機が福岡に降り着いた時、鏡で自分の顔を見て、今まで生きてきた中で1番に目が腫れていて愕然としたのだけれど。それもきっと、きっと良い思い出なの。

 

ああ、楽しかったなあ!本当に幸せな気持ちで沢山泣いた、宝物みたいな3日間だった。

1年と26日ぶりに大好きなひとに会いに行って1週間、私にまた当たり前の毎日が帰ってきた。一度目のアラームで炊飯器のスイッチを入れて束の間の二度寝、慌ただしく支度を済ませて、また長くバスに揺られる。思うようには上手くいかない仕事を終えて、ちょっとご近所の八百屋さんに寄って、お家に帰るそんな毎日。「次はいつ隼くんに会いに行けるかな」そんなこと考えて少し寂しくなるけれど、ようやく会えた私の大好きなひとの全てがまた頑張る理由をくれたから、きっと私はこの先もなんだって越えて行けるのだ。だって頑張った先に隼くんが居ること、もう私は知ってるもの。

 

 

この言葉はやっぱり彼の元には届かないだろうけれど、やっぱりここに残させてね。

 

隼くん、あなたが居てくれて本当によかった。ただ大好きで素敵なあなたに胸を張って会いに行きたくて、決して上手くはないけれど私なりに波に乗って、こうして凪いだまっしろな心でやっとやっとあなたの下に駆け出して行けたのです。勇気も、頑張る理由も、越えていく力も、あなたの仕草や言葉から貰ったものの全てを抱き締めて、遠くない未来にまた必ず会いに行きます。どうか頑張りすぎないでいてね。大好きなあなたが誰かの理想に苦しむのは、私はどうしたって嫌だな。隼くんは隼くんのまま、あなたの世界を好きに素直に、自由に生きていてね。私もそうして生きていくよ。ありがとうなんて言葉じゃ足りないから、せめてこの先も愛のままを返させて下さいね。今はまず、またね。

 

いつもあなたの幸せを願っています。

 

空より、ありがとうをこめて

1年、もう1年と少し経ってしまった。

 


去年の6月10日、23歳の隼くんの最後のステージを見守った日。「悔いはありません」と大きな声で彼が思い切り叫んだ日、最後に彼に会いに行った日。

 


1年と26日、季節はくるりと1周して今日。ようやく大好きな、本当を言うとそれ以上の大きな気持ちを抱かせてくれる、小森隼くんに会いに行きます。

この手紙だか、日記だか分からない私の気持ちは遠い東京に向かう飛行機の中でゆったら書いているところです。飛行機に乗るのもジェネのはじめてのドームツアーの初日以来だなあ、また隼くんにひとりで旅に出る機会を貰っちゃった。

 


会えない日々の出口に立って振り返ると「あっという間だった」なんて思うけれど、それは今の私が「隼くんに会いに行きたい自分」としばしのさよならをしたからなんだろうな。本当にこの1年で色んなことがあって、沢山泣いて、悩んで、ひとを羨んでは傷付けて。全部投げ出したくなった日も数多にあったけれど、そのすべてに隼くんが居てくれたから今日を穏やかに迎えられています。

 


この1年は、私の人生において大きな大きな変化を求められる年だったのだと思う。

 


ひとり大きくて著名な病院に振り当てられた真夏の病院実習。お家からずっと遠く離れた場所に泊まり込みで、知らない人だけの知らない環境が不安で不安で仕方なくて、(いい年してるのだけどね)向かう車の中で運転しながら「行きたくない」なんて号泣したなあ。前日に病院に到着した時、プレッシャーと不安で蕁麻疹と動悸と涙が止まらなかった。失敗すること、怖かった。

 


興味もなにもなかったのにテーマが決まっちゃった卒論。誰も何も繋がりがない場所でどうすればいいのか分からなくて、戸惑うことが沢山だったな。パソコンと向き合いながらちっとも動かない指と頭、なんにもない時間を何度も過ごして頭を抱えたことを覚えてる。隼くんのことなら思い浮かぶのに、言葉なんて何にも浮かばなくて重い溜息が止まらなかったなあ。

 


生まれてはじめての国家試験。何度過去問を解いたって知識が身に付いた気がしなくて、シャーペンを握るのを避けてたら当たり前のそれなりの模試の結果が返ってきて、「私には出来ない」「国試にふたつも受かれない」「もう出来ない」なんて泣いた。「もう死にたい」なんて毎日言ってた。今思い返せば本当に馬鹿なのだけれど。(今もあんまり長生きはしたく無いけど)SNSをちらりと見るとみんなが随分と幸せそうに見えて、受かる見込みなんて微塵も無いのに髪も服装もぼさぼさのまま参考書が散らばる部屋にひとり居る自分が尚更惨めに感じて、きっと私ひとりだけが落ちちゃうんだろうなあなんて考えて、また泣いた。

 


「国家試験が終わってから、勉強してから」「だって落ちてたら内定も取り消しになるし」なんて、ずっと逃げて後回しにしてた就活。自分の強みや良いところ、そんなの無いから一歩踏み出すのが怖かった。誰かより勝るものなんて無い私だから、選ばれないのが怖くてずっと避けてたなあ。周りの友人が次々に卒業後の居場所を決めて、焦って焦ってなんの準備もせずに「ここでいいや」でひとつ応募して、勿論選ばれなくて、当たり前の事なのに心が折れかけた。

 


親も友達も誰も傍に居なくて、週にほんの数回時間が合えば会える妹とはじめた新生活。うんと早起きして、支度して、寝惚け眼のままバスに長く揺られながら出勤して、慌ただしく慣れない環境でばたばた駆け抜けて、帰り着けば支度をして眠るの繰り返し。はじめてのことばかりで、仕事でも家事でも失敗しちゃうことも多くて(躊躇なく使い過ぎて最初のガス代凄く高かった、あれは後悔)、帰り道すれ違うひとみんなが余裕をもって生きてるように見えて、どうして私だけこんなに窮屈に生きてるんだろう、なんてひとりぼっちみたいな気持ちになった。

 

 

 

これって自分で言うことなのか分からないけれど、基本的に私は自信がない。自分のことは嫌いだし、正直なんにも取り柄が無いし出来ることはない。

なのにこの1年、今まで目を逸らしてきたからっぽでがらんどうな自分とずっと向き合わなきゃいけなくて、それが凄く辛かった。きっと誰だってそうなのだと思う、嫌いな自分よりやさしい夢を見て生きていきたいもん。

 


だけど、こんな自分と向き合って、ゆっくりだけど乗り越えて、今まっしろな気持ちで隼くんに会いに行っているのです。

隼くん、知らないでしょう。あなたって、あなたが思うよりずっと誰かの背中を押す「頑張れ上手」な力に満ちてるのよ。

 


病院実習、なんにも自信なんて無くて不安ばかりだったけれど、毎晩聴くあなたが頑張る声に何度救われたことか。2時間半掛けてようやくお家に帰れる週末の夜、車の中で何度ひとり笑って幸せな気持ちになったことか。お家に着くまでの途中、夜の海辺に車を停めて、「大好きなあなたに胸を張って会いに行けるように」と、あなたの髪と同じ色の満月に願った日だってあった。

 


見知らぬひとに関わりながら進めた卒論、隼くんが金曜日に頑張る声を聴いてから「一緒に頑張ろう」なんて、そんな気持ちで自分を奮い立たせた。気が付けば興味なんて微塵もなかった卒論のテーマが好きになっていて、今実はお仕事にも影響しています。パソコンの前で言葉が浮かばない時、コラムの締め切りに追われるあなたを思い出して、「隼くんも同じ、頑張ってるもん」なんて、同じように締め切りに追われながら文字を打ち込んだ。

 


自信なんて微塵もなかった国家試験。1ヶ月殆ど家から出ずに受験勉強をしていた私にとって、隼くんの声が、言葉が、届けてくれるもの全てが唯一の救いだった。国試まで刻一刻迫る時間に毎日胸が重くなったし、投げ出したくなったけど、小森の小言(https://www.tokyoheadline.com/433349/)で隼くんが綴ってくれた「プレッシャーや嫌な気持ち。頑張って疲れてくる頃でもあります!!ですが、今自分が勉強を頑張っているその努力が明日につながります!!!無駄な努力だと分かっていてもやらないと分かりません!辛さは、やってる本人にしか分からないですが…それでも一言!!」

「頑張って下さい!!」

なんて言葉を何度も反芻して、絶対に受かりたいと机に向かってた。毎日机の横に敷いた座布団の上で眠って、数時間眠ったら直ぐに起きて勉強する日々すら乗り越えられたんです。国家試験前夜はあなたの大好きな、あのコーヒー屋さんのコーヒーをひとりホテルで啜ったなあ。

知らないでしょう、私国試の本番中も隼くんのこと考えてたのよ。突然の高熱で意識が朦朧とするまま迎えた人生の分岐点、右手首の袖の中に二度目のアリーナツアーの時のあなたのブレスレットをそっと隠して、不安な時は上からそっと握って、そうやってずっとずっと力を借りてたのよ。

隼くんのお陰でね、私もちゃんと私の桜を咲かせることが出来ました。


選ばれないことが怖かった就活、二度目で偶然素敵なご縁で結ばれて、今隼くんと同じ「相談員」としてお仕事しています。お仕事が決まったのはいいけど初出勤までほんの数日で、「私に出来るかな」なんて不安いっぱいだった最中あなたの元に言葉が届いて、たちまち心の淀みなんて吹き飛んでしまった。背中を押されたんです、勝手だけれど勇気をもらったの。あなたの「有難うございます」と、ちょびっと笑いながら読み上げた「大好きで大切で仕方ありませんでした」がなんとも愛おしくて、この宝物があれば私は乗り越えていけるって、心からそう思った。これも知らないでしょう、あなたの長い人生に私の言葉があった1分間、実は毎日必ずお仕事に行きながら聴いてること。

 


不安いっぱいの新生活、新しい環境も、隼くんが教えてくれた好きのお陰で少しずつ身体に馴染んできました。「苦手だけれど」と隼くんの真似っ子だったはずなのに、気が付けば大好きになっていたコーヒー。毎週末のようにひとりで素敵なお店を巡っては、あなたに教えたいとひとり思ってる。寂しいこと、戸惑うこと、まだまだ沢山ある最中、大切に描いた絵があなたに届いたこと。届いたことを知ったあの日、実は仕事が出来ない自分のやるせなさに、トイレで隠れて泣いていた日だった。だけれど「大切にして下さいね」と、色紙に書かれた言葉と、その全てが嬉しくて、頑張ろう、まだ大丈夫って思えたんです。壁に掛かったあなたの文字に、毎朝新しいしゃっきりとした気持ちになる。

 

 

 

この1年、会えなかった。隼くんに一度も会えなかった。けれど、いつも絶対に私の背中を押して、頑張る理由も乗り越える勇気もなにもかもくれたのは隼くんだったな。

 


あなたの元にこの言葉は届いてないないだろうけれど、どうかここに残させて欲しい。

 


隼くん、なんにもない私の、冴えない私の人生に居てくれて本当に有難う。丁度1年前の今日、あなたは「希望の光がみなさんに訪れますように」と言ってくれたけれど、私の希望の光は他の誰でもなくあなただよ。

 


もう私は知ってる。欲張りで馬鹿だから直ぐに忘れちゃって、泣いたりへこんだり、「もう駄目だ」と嘆く日もあるけれど、向き合って乗り越えて、頑張った先には必ず大好きな隼くんがいること、ちゃんと知ってる。

 


勿論今だって不安なことは沢山あるけれど、1年前の私より少し成長して、ちょびっと胸を張って、今日ようやく隼くんに会いに行く。今の不安を受け入れて、また歩いて行く勇気をお裾分けして貰いに。きっとステージの上のあなたは眩しくて、きっときっと私は泣いちゃうんだろうな。泣きたくないな、去年最後に会った時、隼くんの笑った顔を見て「もう泣かない」って決めたのになあ!

 

 

 

長々と書いたけどね、言いたいことはひとつ。

「ありがとう これからもどうぞよろしく」よ。

どうかどうか、今日も良い日にしてね

 

 

いつもあなたの幸せを願っています。

AWESOME RADIO SHOW.に寄せて。

小森隼くんが緊張いっぱいでよんぱちのレギュラーアシスタントデビューをした春から、丁度まるっと1年。

季節が巡ってまた優しい彼が大好きな春が来て、今日は大切な番組が最終回を迎えました。

 


1年前のあの日と違うのは、レギュラーアシスタントから前へ進んで、今日の彼は「ラジオパーソナリティ」としてひとつの務めを終えたこと。

AWESOME RADIO SHOW.」、最終回お疲れ様でした!あっという間だったなあ、本当に。彼の言葉を聴き続けた1年間、大袈裟かもしれないけれど今までの人生の中で1番に金曜日が大好きで、大切でした。大嫌いだった苦い金曜日、まさかこんなに愛しくなっちゃうだなんて思ってもなかったもの!

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これは隼くんが作って、スタッフさん達にプレゼントした番組ティシャツの胸元のロゴ。あなたにとってどれだけ大切で、宝物みたいな番組だったんだろうと考えると、やっぱりどうしても涙が出てしまう。


緊張いっばいの初々しい春から駆け抜けて、どんな色も糧にしてひとつ大きくなった真夏に迎えた初回放送、いつまでもきっと忘れないんだと思う。

「絶対に頑張って、全ての事を吸収して、成長するつもりで頑張りますので、皆さん応援宜しくお願い致します‼️‼️」なんて、心配になっちゃうほど精一杯な言葉をくれて迎えたあの日、ラジオ越しに聴いていてどきどきが止まりませんでした。


今までとまたくるりと変わった朗らかなテーマソングに衣替えしたこと。

ジングルにとうとうグループ名のGENERATIONSと"小森隼"と名前が入ったこと。

春よりずっと彼の軽快なお喋りの量が増えたこと。

お話への溶け込み具合がもっと自然で柔らかになったこと。

 

きっと立場が変わって責任が大きくなった分不安もあったのかもしれないけれど、隼くんの全部がきらきらしてて、愛おしくて、新しいスタートが嬉しくて仕方なかったなあ!うだるような夏の暑さなんて忘れちゃうくらい、ありったけの希望に満ちてた。

あの日からAWESOME RADIO SHOW.としての7ヶ月と18日間は決して長くはない期間だったけれど、それでも隼くんにとって彼が伸びゆくうえで本当に糧となる時間だったんだろうな。

 

 

隼くん、あなたは気付いてますか?

あなたはあなたが思うよりずっと前へ進んでいて、ちゃんと変わり続けていること。

11月の初めての公開生放送の時は、冒頭の声であなたが緊張して言葉じゃ言い表せない程どきどきしてる事がラジオ越しに伝わってきたのに、3月の2度目の公開生放送ではちっともそんなの分からなくて、いつもの笑い声と丸い言葉が聴こえてきて、なんだか泣いてしまいそうになったこと。

よんぱちの最終回の日、おさむさんが遅刻して居ないこと(実は意図的に席を外していらっしゃったけど)に不安いっぱいで、独りぼっちに「もう限界です」なんて慌てふためいていたのに、1月10日に1人っきりで2時間の生放送を受け持った時には「緊張してます」だなんて、そんなの嘘みたいに朗らかにお喋りして、ゲストさんとの会話にけらけら笑って、いつもの小さな言葉の気配りだって決して忘れてなかったこと。

今日の竹内まりやさんとの時間もそう。前のあなたはきっと緊張と一緒にぐるぐる考え過ぎて上手く言葉を交わせずにもどかしい思いをしたかもしれないけれど、朗らかに相槌を打ちながら自分の言葉も上手く溶け込ませていたでしょう?

あなたはちゃんと変わってる、変わらない宝物は抱き締めたまま。

大切な居場所で沢山笑って、お喋りして、偶に思い悩んだり、心を豊かに染めながら一心に伸びゆく隼くんの姿は本当に眩くて仕方ありませんでした。隼くんの23歳のお誕生日にこの世に贈り出された大好きなうたの歌詞に「戦っているあなたはうつくしい」というフレーズがあるのだけれど、世界中の誰よりも大好きなあなたに似合う。

どんな気持ちの色も、悩みも経験も全て、頑張り屋さんなあなたの宝物みたいな構成要素になっていること、何ひとつ無駄じゃないこと。きっとあなたはもう分かっているかもしれないけれど、だけど、だけどどうかこれからもずっと忘れないでいて欲しい。


この1年、あなたの言葉に、変化に、どれだけ救われたことか。卒論に頭を抱えて悩んだ日も、ひとりでよく泣いた実習の帰り道も、毎日泣きながら勉強した国試の受験期も、不安いっぱいの就職面接への帰り道もそう。いつだって私の耳元にはあなたのお喋りがあって、めいっぱい張り詰めた不安を優しく和ませてきてくれたのです。実は出掛ける用事なんて無い日は「隼くんが頑張ってるから、だらけた私は嫌だな」と大好きなワンピースを着て髪もお化粧も整えて、あなたの声を聴いていました。笑えちゃうのだけれど。それくらいあなたの大切な金曜日が、いち聴取者のわたしにとっても宝物でした。寂しいな、本当に寂しい。

 

また新しい春が来て、隼くんの居場所は新しく名前と時間を変えて生まれ変わるけれど、どうかまずはあなたの心に「楽しい」がありますように。おさむさんは「どれだけ続くか分からない、もしかしたら途中で終わっちゃうかも。だけど」「GENERATIONSの小森隼として向き合える番組が出来たら面白いんじゃ無いかな」と新番組について仰っていて。この先がちょっぴり怖くて、やっぱり楽しみ。

勿論悲しいこと苦しいことは何ひとつ無いのが1番なのだけれど、それは少し難しいかもしれないから、せめてあなたがもっと年を重ねた時に「あの経験は大切だったな」と思える時間になりますように。

あなたの新しいスタートを同じ時間に感じられないことが寂しい、寂しくて仕方ないけれど、今まであなたに貰った眩ゆさを糧に私も負けずに頑張りたいな。

今までとびきりの楽しいを、私の人生における宝物みたいな金曜日を有難う。勿論これからもだけれど。

あなたの近しい未来が、素敵に満ちていますように。どうか、大好きなあなたに似た優しい春をね。

 

 


いつもあなたの幸せを願っています。

 

 

 

 

 



追伸

来週から隼くんは色んな人のご相談にのるようですが、私も相談業務のお仕事に就くのでちょっぴりお揃いです。どうかお互いに上手くいきますように