2年前の今日の話。

 

 

帰り道、丸1日笑ったりライブではしゃいだりで疲れ切ったのか友人と妹がこっくりこっくりと眠りにつく最中、終電に揺られながら「あんなに格好良くて面白い人やのに、どうしてあんまり前に居はらへんのやろ」とぼんやりと1人で考えてた事を、今も昨日のことみたいに覚えてる。

 

 

本日は4月24日です。

 

 


親愛なるGENERATIONSのドームツアー初日まで残すところ18日となった今日。7人居るジェネのメンバーの誰か1人のお誕生日、という訳でもない今日。(ちなみに小森隼くんの23歳のお誕生日まで丁度今日で50日なんですって!☺︎わくわく。)

 

 

わたしにとっては「人生が変わった」なんて大声で言いたいくらいに特別な日な訳ですが、その理由は丁度2年前に遡ることになります。

 

GENERATIONS初のアリーナツアー、"SPEED STER"の2日目。福岡マリンメッセ公演。

当時高校生だったあまり仲も良くない妹に半ば無理矢理ライブに連れて行かれたこの日、正直苦手だったグループを、名前すら知らなかった愛すべき愛らしい彼をころりと好きになりました。

 


 

多分こういうのを人は「一目惚れ」というんだろうな。藤原さくらちゃんの "sakura" という曲のワンフレーズに「あの日君は一瞬で わたしの色を変えてくれた」とあるけれど、聴く度にこの日をふと思い出して鼻の奥がツンとする。大袈裟だけれど。本当に笑っちゃうし、馬鹿みたいだけれど。

 

 それはそうと、私と妹は昔からあまり仲が良くありませんでした。1番古い記憶は妹が幼稚園生の頃に腕を噛んできたこと。「妹に噛まれた!」と腕にくっきりとついた歯型を見せて泣きながらお母さんに訴えたのに「まだ小さいねんから仕方ないやろ」とさらりと受け流されたことは未だにはっきり覚えてる。

小学生の頃は喧嘩中にわたしの小物入れを投げつけて来て見事に顔面にクリーンヒットさせてきたし、高校生の頃はわたしがお誕生日に友達からプレゼントされた大量の大好きなじゃがりこを気が付けば勝手に殆ど食べてしまってた。あと大学生になってからはわたしの漫画を友達に勝手に貸してたな。くそう、思い出せば思い出す程恨みは増すばかり...絶対に末代までしつこく呪ってやる。でも未来の姪っ子甥っ子達はきっと可愛いだろうから、やっぱり許す。


とにかくなにかと妹は強かったし、勝つ術なんてこれっぽっちも無かったけれど、私にもプライドやらなにやらがあるのでしょっちゅう喧嘩するまさしく犬猿の仲、というやつだった。仲良く何かした記憶があんまり無い気がするなあ。


そんな彼女はデビュー前からGENERATIONSのファンでした。聡明で思慮深いけれど無邪気で少年のように屈託の無い笑顔を見せる一面も持つ魅力溢るる人、彼の人柄の表れの様な繊細で優しい歌声の持ち主。ジェネのボーカルの1人、片寄涼太くんの事が中学生の頃から今に至るまでずっとずっと大好き。多分彼女にとって片寄くんは何にも代え難い宝物の様な、大切な憧れの存在なんだと思います。

 

至極当然なのだけれど、彼女はただGENERATIONSのライブにずっと行きたくて仕方なかったそうで。大好きな人たちのパフォーマンスを自分自身の目で見たかったし、大好きな片寄くんが今この瞬間を共に生きている事を確かめたかった。

ただ、我が家は高校卒業までライブなんて禁止されていたけれど。私も高校生の頃、大好きなももクロが地元まで来ていたのに部活の大会前と我が家のルールで行ける筈も無く涙を流した苦い思い出がある。あまりに悲しくって虚しくって部活中はぼんやりライブ会場の方角を見てたな、なんの意味も無いのに。それ程に我が家はライブに行こうだなんて一切合切禁止でした。なのに、

 

 

 

「ごめん、今度私の代わりに妹とGENERATIONSのライブに行って来てくれん?」

 

 

 

まだ肌寒い3月の末、2人でお出掛け中の突然の母のひとことにぽかんとした。いや待ってよなんでどういうことよ、禁止じゃないの?!

 

あまりに驚いて色々問い詰めた気がするけれど、「FCにだけは元々入っていたから勝手にエントリーしてたみたい」「もう入金は済ませてしまった」「私と行くつもりだったみたいだけれどその気は無いから代わりに行ってきて」「交通費、チケット代諸々は出すから」となにやら色々言い包められて渋々行く事になったのでした。

この時は「私が高校生の頃は駄目だったのに狡い」、なんて気持ちが心の大部分を占めていて大層不機嫌だったけれど、ここでもし意地になって「行きたくない」と駄々をこねていたら今の私は無いんだと思うと少しぞっとする。ジェネの新曲の「F.L.Y. BOYS F.L.Y GIRLS」に「運命がスピードをあげて」なんてフレーズがあるけれど、きっとこの時私の運命は加速し始めてたんだろうな。運命は多分、本当にあるんだと思う。

 

 

別に仲が良くも無い妹と2人で、ましてや苦手意識すら抱いてるGENERATIONSのライブか...と暫くは憂鬱だったけれど、運良く仲の良い友人もその日にSSに行く予定と知り一緒に行く事になって、けろりと打って変わって楽しみだな、なんて都合良く思い始めましたのでした。私はあほだなあ、そして偶然は重なるものだな。

 

 

「これ、隼くんのブレスレットだ」

初日の雨模様はどこか遠くに行ってしまったみたいな良いお天気のライブ当日、会場限定のガチャガチャで妹が開けたカプセルの中にはビニールで出来たピンク色のクリアブレスレット。かれこれこの日から2年間、毎日尽きる事も無く言葉にすることになる彼の名前を初めて知ったのはこの瞬間でした。

多分私の事だから眉間に皺を寄せながら「いや、ハヤトくんって誰やねん」とでも言ったんだろうな、恐らく言ったんだと思う。「涼太くんのと交換してくれる人居るかな」なんて妹の一言から、空がじんわりオレンジ色に染まる中、覚えたての「コモリハヤトくん」という人のファンを会場中探し回りました。ちなみにその日交換出来る方は見つけることが出来なくて、結局そのブレスレットは今、私の手元にある。

やっぱり、偶然は重なるものだなあ。

 

 


肝心のライブはというと、なんというか、本当に大袈裟だけれどやっぱり1番似つかわしい言葉は「突然目に見える世界が変わった」なのかもしれない。目の前で黄金色の薄いシンバルを思い切り叩いたような、高い高い陶器の壁が叩き割られて今まで真っ白だった視界にぶわっと鮮やかな色彩が広がったような、夜の帳はすっかり下りた筈なのに突然白昼の陽の光に包まれたような、なんとなく開いたダンボールから小さな数多の流星群がこれでもかと舞い出てきたような。例えるならば、そんな感覚。


1曲目のAGEHAのアップテンポなイントロと共にゆっくりとステージにメンバーが上がってきた時、ふと隣を見ると普段は滅多に泣かない妹が真っ直ぐにステージを見つめながらぼろぼろと瞳から大粒の涙を流していて。あの瞬間「ああ、GENERATIONSは、この人達は凄いんだな」「本当に、本当に凄い人達なんだな」と、今までどこか苦手だった人達にとてつもない引力でぐわりと胸を揺さぶられた。最初に感じたこの気持ちは間違いじゃなかったのだと思う。それからはもうずっと目の前にきらきら星が舞ってるような、どきどきする瞬間の連続だったのだから。

 

なんとなく聞き馴染みのあるNEVER LET YOU GOの2番に「星が降る夜を越え New warld」だなんてどこかロマンチックで美しい歌詞があってどきりとしたこと。

「格好良い人が亜嵐くん」という認識でライブに言ったから、Gimme!の前の映像で格好良い人が大きく映った瞬間に「この人亜嵐くんやろ?!?」と隣の妹に自信満々に確認したら地獄の底から湧き立つような低い声で「隼くんですけど」と怒られたこと。

「ごめんね」からサビが始まる優しい曲がなんだかすごく、すごく好きだなと思ったこと。

二台のピアノに涼太くんと龍友くんのふたりぼっちで始まった花が本当に現実かと、はたまた夢かと見紛うくらいに、絵になるくらいに美しくて、思わず「これは何かの式なの?」と隣の妹に聞いて冷ややかな目で睨まれたこと。

よく耳にするSing it loudが突然1番で終わって映像が流れたと思いきや、ばしりと照明が明るくなったと共に英語詞に切り替わってパフォーマンスが再開されたこと。あの瞬間、ただただとてつもなく格好良くて全身の鳥肌がぶわりと立った。

何故だかHOT SHOTをずっとデビュー曲だと思い込んでいて、イントロが流れた途端「あ、デビュー曲やん」と口走ったら隣の妹に「違いますけど」と怒られたこと。

「ライブの最後はバラード」なんて印象が強かったのに、明るい水色の照明がステージを包む中、凛々しい表情で横並びに立つ7人の姿がただただ圧巻で妹と2人で呆然としてしまったこと。

 

 

遠くから見る片寄くんはびっくりするくらいすらりとしていて、頭が小さかったこと。

TAKAHIROさんにブルちゃんと呼ばれている数原くんは、とっても歌声が美しいこと。

亜嵐くんがカメラに抜かれた途端割れんばかりに会場から悲鳴が上がること。

パフォーマーだけのステージで友人が大好きなレオくんがスクリーンの中でぶわっと細胞分裂したこと。

メンディーさんのダンスは遠くからもよく見えて、ダンスの事は分からないけれどやっぱり格好良いなと思ったこと。

「昨日、映像確認しながら寝てたら夢の中で明太子を抱き締めてた」なんて話す中務くんが可愛らしくって、思わず「彼は幼女なの?」と妹に確認してしまったこと。(それから1ヶ月くらいは「幼女の中務くん」と勝手に呼んでいた事は秘密。)

 


そしてなによりも

パフォーマーだけのステージでがしがしと足を動かしながら軽やかに踊っている人がなんだか印象に残ったこと。

アンコールの寸劇で、1番乗りでステージに現れたかと思いきやストーリーテラーの様な役割をしながら「なんだか心を読まれている気がする」なんて戯ける金髪の彼の蹙めた顔が忘れられなかったこと。

MCの時に名前を呼ばれてぐんと前に出てきたかと思いきや「それじゃあ皆さんいつものいきますよお」と告げて、声を発さずに口をぱくぱくと「こもり」の形に動かした後に「カッター!!でお願いします!!!」とにこにこ笑いながらマイク越しに大きな声で元気いっぱいに話して、思わず会場中がつられて一緒に右手を上げながら「小森カッター」と言っちゃうくらい上手に巻き込んでしまった彼が面白くって、でも格好良くって、目を細めてにっこり笑う顔がとにかく素敵で。というか小森カッターってなに?!あの人は一体どんな人なんだろうとわくわくして、気になって仕方なかったこと。

 

 

この日の記憶や目の前にきらきら星が舞ったような感覚は今でも全て宝物だし、これからもこの思い出をずっとずっと大切に抱き締めていたい。

 

 

終演後、もうライブは終わったというのにどきどきが止まらなくて、こんな感覚は生まれて初めてで。気になっていること知りたいことが堰を切ったように溢れ出て、妹と友人に馬鹿みたいに「本当に楽しかった、本当に行って良かった!!」「小森カッターってなに?!」「数原くんと片寄くんのステージは一体なんやったん??」なんて口につく質問を全て投げ掛けてしまった。友人も普段はそっけない妹も、知っている範囲内でひとつひとつ教えてくれて、その度に嬉しくて、やっぱりまたどきどきした。騒がしいのに付き合ってくれるだなんて、私は優しい人達に囲まれているんだなあとあらためて思う。


いつも2時間弱の旅が長く感じて仕方ない筈の終電も、真っ暗で何も見えない窓の外を眺めながら覚えたての「小森隼くん」という名前を頭の中で反芻したり、「なんであんなに素敵な人やのにあまり前に出はらへんのやろ」「"サブキャラ"みたいな立ち位置なんかな」(全くもってサブキャラだなんて事ないのだけれど)と至らない考えを巡らせてみたり、1日の出来事をぼんやりと思い返すだけでほんの一瞬に感じてしまったのだから人って不思議だな。好きは時間を早く感じさせる魔法をも掛けてしまうのかもしれない、多分あながち間違いじゃない。

 

 

こうして心の方角を180度程くるりと変えられてからかれこれ2年が経ってしまった訳ですが、相も変わらず大好きです。偶に色んな事を考えさせられることもあるけれど、それでも「好きにならなければ良かった」なんて自分の気持ちを後悔したことは一度も無いし、多分この先も無いんだと思う。こんなにも誰かの「頑張る」を後押し出来る愛されるべき愛らしい人を嫌いになる日は、恐らくきっと来ない。

 

隼くんのファンになってから沢山の人に出会ったり、今まで行動力なんてもの全く無かったのに飛行機に乗ってライブに行ってみたり、ひとりで電車に揺られてみたり、片寄くんの事が大好きな大切な幼馴染に11年ぶりにライブ会場で再会する事が出来たり、苦手なはずのコーヒーが少しずつ飲めるようになったり、「小森くんが好きだから」と今まで聴いたことの無かった曲を聴いて心を動かされたり。

あと、仲がそれほど良くなかった妹とは、明け方まで2人でDVDを観ながら話して涙したり、初めてのドームツアーの初日に2人で行く約束をしたり、1番近くで1番お互いの好きを知っているなんだかんだ素敵な関係性を築いてみたり。言うなれば1番近い場所に居る理解者、というか。


大袈裟だと言われるかもしれないけれど、全部、全部あの日彼のファンになっていなければきっと出来なかった。隼くんが好きだからこそまた新たな好きへと広がって少しずつ私の世界は豊かになっているし、彼が繋いでくれた大切なご縁がある。

私は多分、すごく幸せ者なんだと思う。

 

 

小森くんの素敵なとこ、憧れるところ、沢山述べたくて仕方ありませんがそれはまた彼のお誕生日にでもしつこく綴ります。ただ最後に、届ける気は早々無い独り言を綴らせて下さい。ここまでも全部がえらく長々とした独り言なのだけれど。

 


隼くんを好きになれて、あなたのファンになれて本当に良かった。ありがとうなんてたった5文字では到底足りませんが、今はただその言葉を贈りたいのです。憧れのドームの大きな大きなステージに大好きな6人のメンバーと立つ貴方の姿を見るその日が、もう直ぐ傍に居る未来が楽しみで仕方ありません。あと18日、慌ただしい毎日かもしれないけれど、隼くんを1番大切にしてあげられるのは隼くん自身なのでどうか、どうかご自愛下さい。

いつもあなたの幸せを願っています。

 

 

 

あとおまけに、恐らくこの文章を読んでいるであろう、いつも私が隼くんの話をしていたら隣で「良かったね、私のお陰じゃん。感謝して」と得意気に言ってくる私の妹へ。

ほんとに、ほんとに好きをくれてありがとう。

 

 

 

 


こんな重苦しいやら暑苦しいやら、はたまたお花が咲いてる様な相変わらずの気持ちを抱いて2年前の今日には想像もしてなかったドームツアー初日を日々待ち詫びています。

 

長々とお付き合い有難うございました。

初めてのドームツアー、大好きなGENERATIONSにとっても彼等が大好きなファンにとっても、どうか良い旅になりますように。なによりも、どうかどうか幸せな航海を。

 

 

 

また18日後にね。